中国茶

 中国人の先生がお茶の作法を教えてくださる+杏仁豆腐が食べられる、というので、中国茶の講習会に参加してきました。  日本の茶道(といっても全然知らない)と同じように中国茶にもお作法があります。  お茶を淹れるときの先生の手の動作が優雅でした。飲むのもちょっと作法があります。小さな茶飲みが二種類あって、一つにお茶を注いで、もう一方で蓋をして、三本の指で支えながら手前から円を描くように逆さまにする動作には、(お茶の?)神様とお茶を作った人への感謝の気持ちを表すそうです。飲む用の茶器にお茶を移し、もう一つの方で香りを楽しみます。これをお茶を「聞く」というそうです。で、飲む時は音を立てて飲みます。これは美味しいという意思表示らしいです。慣れないと気管に入って死にそうになります。しかもこれをした後は会社でコーヒーを飲むときに癖で音を立ててしまう。中国でお茶を飲む時は音を立てて飲むと、ぼったくられにくくなるそうです。  中国茶は急須のそこが隠れるくらい(3g)の量で、何度も飲めます。最初の方は香りを楽しみ、 4,5煎目から味、煎ずる毎にお茶のエキスが出てきて一日中楽しめるそうです。ちゃんとしたお茶なら、10煎、15煎以上楽しめるということ。なんて経済的なのだ…。しばらく放置するときは、急須の 1/3 位までお湯を残しておきます。  今日は3種類のお茶を頂きました。 - 金宣烏龍茶 バニラの匂いがする。 - 安吉白茶 緑茶。バラ+ジャスミン+マリーゴールドと一緒に淹れる。残ったら化粧水にもなる。 - 茉莉茶王 ジャスミン茶。良い匂いがする。 茶葉は同じ山でも頂上や中腹や下のほうでとれたものでは味や香りが違うそうです。それぞれ、ダイエットやら花粉症やらお肌やら糖尿病にいろいろ効能があるようだけど、日本では法律に引っかかるから大々的には言えないらしい。淹れ終わったお茶は種類によっては食べられるものがあり、チャーハンやハンバーグやお粥などに入れると美味しいそうです。 あと、杏仁豆腐美味しかった。シロップもジャスミン茶で作られている。

茶器が欲しくなりました。