宮沢賢治と柳田國男の世界に浸る旅
なんとなく、物悲しい季節に北国に行きたくなり、花巻と遠野へ行く事にしました。東北の紅葉はもうおしまいの頃。
東北新幹線の新花巻駅で下車。新花巻周辺は交通の便はあまり良くないので、タクシーかレンタカーを借りたほうが良いです。歩くの超疲れた。
花巻市博物館、宮沢賢治記念館、宮沢賢治イーハトーブ館などを見学。宮沢賢治イーハトーブ館は、宮沢賢治の著作の世界を体験できる施設で面白かった。
お昼は「注文の多い料理店」をモチーフにした山猫軒というレストランで、岩手名物をいただきました。
角煮とか山菜が美味しかった。
この日は花巻市内の温泉付きのビジネスホテルに一泊した。11月とはいえ、日が暮れると寒さが厳しい。
博物館や資料館も面白いのだが、印象的だったのが花巻や遠野の何気無い風景で、独特な形の家屋、小さい林の中に佇む鳥居、山々に囲まれた田んぼ、言葉にするのが難しいのだけど、宮沢賢治の物語はこういうところから多く生まれたのだな、と感じることができた。 それから、同じ田舎でも、関東の山奥や私の地元とは違う。それぞれの土地らしさがあるものだな、と実感した。
次の日は新花巻駅でレンタカーを借りて、遠野市へ。ここからは柳田國男の「遠野物語」の世界。
昔からの豪農の家屋。座敷わらしって、こういう家に住んでそう。
絶妙なバランスの続石。
なぜか遠野はジンギスカンが名物。しかし、牛と馬はいたけど、羊は一匹も見なかった。あと、ホップも名産らしいです。
知らなかったのですが、今年で遠野物語百周年で、遠野市立博物館では水木しげる先生の描く遠野物語の原画や、オリジナルアニメを見ることが出来ました。いい時期に行ってしまった!