あせるな急げ

 日本に帰ってきました。引き続き千葉での出張です。客先の方々が歓送迎会を開いて下さって、アメリカ滞在中になぜかずっと食べたかった湯豆腐をガッツリ食べました。  そんな酒の席でやはりきたのが「失礼ですが何歳ですか?」という質問です。そのまま話は結婚とかお見合いを勧められる話になり、私はお世辞をお世辞で返しつつ、Silicon Valleyでのやり取りを思い出してました。

 ツアー中、色々とお世話になった くぼゆみさん から Silicon Valley ツアーの総括の時に、質問を頂きました。正しい一言一句は覚えてないのですが「日本では女性のキャリアについて、ロールモデルが少ないとよく相談されるけど?」続いてAdobeの松原さんから「結婚とクリスマスケーキの関係は過去の話?」という鋭い、そして答えに詰まる質問を頂きました。  実際、日本では、というか、自分を含む周りの20代30代の働く女性は、結婚とか出産とか退職とか、プレッシャーをかけられている(もしくは自責している)と感じています。女性雑誌でも四半期に一度は25歳が境目だ、というような趣旨の特集がよく組まれています。  皆さんから「30を越えても何の心配もない」と言われた時に、自分でも何でこんなに焦っていたんだろうと思いました。Silicon Valleyでは自立して働いている女性が活躍していて、とても憧れます。彼女達は「何歳までに何をするか」ではなくて「何年以内に何をするか」で考えているのだと感じました。もちろんこれは男性にも共通することでしょうが。  結婚については、X年以内にする!と意気込んだところで、時の運とかタイミングとかの割合も大きいと思うので余り考え過ぎないほうが良いのかもしれません。自分においては、結婚以前に自分が一人前にならないといけない気がします。それは今回のツアーで強く思うようになりました。親に孫の顔を見せるのは、とりあえず、妹に任せよう(尚武さん談)。

 元の出典はどこだかわからないけど、学生時代に友人が言っていた「あせるな、急げ」という名言を思い出しました。

【追加 31 Mar, 2006】くぼゆみさんが私のTrackbackを受けて 女性の仕事について というエントリーを書いてくださいました。