iPhoneアプリの調べものメモ
前期に会社で自由勉強の時間を頂いたので iPhone アプリケーションを勉強してみました。iPhone アプリ関連の本も会社で買ってもらったり、何冊か自費で買ってみました。仕事時間を使ったので成果物は公表できませんが、書籍や参考したページのメモを残しておきます。
- Beginning iPhone Development: Exploring the iPhone SDK (Beginning from Novice to Professional) 私が読んだ中で一番おすすめの本です。英語ですが、図も多くタイトルとコードをぱらぱらと読んで行けば、基本的な作り方が分かります。例えば TableView アプリの章は最初に基本となる作り方、次に行をデコレートする、インデックスを付ける、カスタム行を作る、というように段階を踏んで解説しています。画面遷移の方法、各 UI クラスの使い方、ジェスチャーや傾きの取得方法、カメラの使い方など一通りの事が網羅されています。OpenGL にもかなりページを割いています。これ、和訳したらすごい売れると思う。XML 関連は書いていなかったのが個人的に残念。 サンプルコードは Jeff and Dave's Excellent iPhone Support Page で公開されています。
- 自作アプリをApp Storeで世界に向けて販売できる!! iPhone SDKプログラミング大全 (MacPeople Books) なんだかんだで母国語が読み易いなー。これは多くの人に読まれてるだろうから略。この本がもうちょっと早く出てたら…。Objective-C の解説も分かり易くて良かったです。他の本より日付処理とかユーティリティー系を分かり易く書いてる。
- iPhone Open Application Development 日本で iPhone が発売された情報源が少なかった頃の数少ない iPhone アプリケーションの本。仕様が古い時に書かれたものなので、クラス名やメソッド名が現在のものと違いました。というか、途中で挫折した…。去年の10月に 2nd Edition iPhone Open Application Development が出版されたようですが、そちらは読んでいません。図も無く、難しいので入門には敷居が高かったです。
- The iPhone Developer's Cookbook: Building Applications with the iPhone SDK (Developer's Library) サンプルもコードもわりと分かりやすい本でした。けど、なんか、コーディングが独特のような…?先月、日本語に翻訳された iPhone デベロッパーズ クックブックが出版されたようです。これも読んでいません…。 サンプルコードは Downloads - cookbooksamples - Google Code で公開されています。
- たのしいCocoaプログラミング[Leopard対応版] 装丁がオサレで、中の解説もフレンドリーな口調で書かれているのが、 mac の本っぽいなーと思いました。Objective-C の文法はこれで勉強しました。Cocoa の本なので、一部、iPhone に使えないクラスなどが載っていますが(DOM のクラスとか)、Objective-C の基本や Cocoa フレームワーク概要を勉強するのに役立ちました。もうちょと突っ込んで勉強したいときはリファレンスと黒い Objective-C の本を読んだ方が良いとおもいます。余談ですが、最初は Objective-C のメソッドの書き方になじめなかったのですが、慣れてくると良いなあと感じ始めました。ラベルと引数のやつとか。