builder tech dayに行ってきました。

仕事がいっぱいいっぱいっぽかったのですが、無理矢理 CNET Networks Japan K.K. さんが開催した builder tech day に行ってきました。 builder tech day - open API & beyond - builder by ZDNet Japan 以下、メモ書き程度にまとめたもの。

Open for business

David Recordonさん (Six Apart,Ltd. Open Platforms Tech Lead)。 Six Apart で製品プロダクトマネジメントエバンジェリスト活動をしている。

How to give your best ideas away for free and make a social ? what is "open"? "オープン"とはどのような事(物)なのでしょうか?

世間に氾濫している Open source ,open social, open data open ...など "オープン"という言葉の意味は様々。 なので "open" can get prettiy confusiin! オープンという言葉を定義する時には混乱を生む事が有ると思います。 Open APIs

APIsドキュメントのオープン化 facebook -> APIs のドキュメント化して公開している。 twitter -> twitter APIをベースにして様々。 Bloglines -> OAuth APIOpenID に対応(今はベータ版だけ?)。 people will get their data anyway

データの所有者はそれを使って色々やりたいと思う。

craiglist (仕事、住む所、出会い、野球のチケットまでいろいろな生活情報を扱う広告サイト。掲示板みたいなの。) は Open API フィードを提供している。craiglist の提供するデータを使ってユーザーが Google Mapsマッシュアップしたり、様々なサービスが作られている。 Open APIs create combined value. Open API で様々な物をあわせて新しいサービスを作る事ができる。 Linking to Other Account with XFN. サービスベンダーは自分たちのユーザーは自分たちの物だという意識が有る。 XFN, microformats

GoogleSocial Graph APImicroformats ベースの XML フォーマットを使ったサービス。David さんのブログ の右側に貼ってるのみたいなやつ。 websites can discover who I know. これを使って私が誰とつながっているか、私がを知っているのか、私がだれであるのか。を知る事が出来る。 RSS/Atom Feeds

ユーザーが自由に使える。様々なフィードをまとめて使えるのが一つの価値になる。 そして、単にデータを収集するだけでなくそれ以上の価値を生み出す事ができる。 例えば Flickr はユーザーのブログからリンクされ、Flickr 自身にアクセスを集めることに成功している。 Feed can actually bring you more visitors. ユーザーが複数のサイトを行き来する仕組みを作る事によって新しい価値が生まれる。 OpenID

OpenID makes things easier. OpenID は色々な事を簡単にする。 例えば、OpenID を採用している Pibb (インスタントメッセンジャー型のSNS) から Yahoo、AOL などがメリットを享受、ユーザーも各サイトへのサインオンが容易になる。 こうしたことは特に新しく生まれたことではない。AOL, MS, Yahoo などのメッセンジャーはお互いにつながらない(IM wars インスタントメッセンジャー戦争)。 その後、Jabber / xmpp ベースのサービスが生まれた。これらのプロトコルを使用している Google Talk, LiveJournal, Earthlink などのサービスはお互いに接続できる。 Hosts

以前はSegregated Messanger 全てを中央に纏めてしまうという考え。各クライアント機にで hosts ファイルを動かすができなかった。DNSで解決出来るようになった。 そして電子メールでは SMTP サーバー間でメッセージングができるようになった。 集中化、分散化、どちらがいいのか?理想の状態にたどりつくのはまだまだ時間がかかるだろう。 まとめ

 

  • 独自のプラットフォームはある一定時間は存在できるけど、時間が経つと立ち行かなくなる。(Six Apart の人の言葉)
  • The web is the platform. (google の人の言葉)

オープンテクノロジーは全ての人に取って価値を生み出すもの。 You can be open while still building a solid business. オープンであっても確固たるビジネスを実現する事は可能。

OpenID を活用した認証サービスの展開

OpenID の現状 (Davidさん)

10,000 サイト以上が OpenID 対応。これからも増えると予想される。OpenID の発行数も増えている。Yahoo.com では2億5千万の OpenID が既に発行されている。 The OpenID Foundation (OIDF) は OpenID 啓蒙活動を行う団体。Google, IBM, MS, VeriSign, Yahoo の人達が Corporate Board Members として協力している。 OpenID Foundation Japan capter (日本) は Ascent newtwork, e-context, infoteria, livedoor, mixi, nifty, technrati, yahoo J, six apart, NRI, VeriSign が協力. IDマネージメント

  1. 安全と信頼性を提供、
  2. ユーザーの利便性、
  3. ビジネス活性化
User-centric ID Management とは

いままでは、サービスを提供する側が ID を発行/管理。 OpenID では IDプロバイダが ID を発行してサービスプロバイダのサービスを利用。ユーザー自身が ID を管理できる。 これをふまえると上の三点のメリットが享受できる。 シングルサインオンとの違いはオープンスタンダードで有るという事。公開技術採用による相互接続性。 OpenID のおさらい

 

  • 分かりやすい&ユーザーが選択可能な ID
  • 中央集権型ではない
  • 自分の情報をコントロール可能。自分の情報を渡すのか渡さないかをコントロールできる。どのサービスに登録したかの管理。
  • シンプルで軽い。サービス提供側で ID の DB を作ったり暗号化して保存する、などの手間が省ける。そのような面倒なことを ID プロバイダに任せることができる。少ないコーディングで実装可能。簡単に利用、構築できる
  • "認証"はするが、"認可"には関わらない。"認可"とは認証後のユーザーへのサービス提供を許すこと。プロバイダが独占することはできない。プロバイダを区別する事で認可レベルを分ける。

流れ 利用者 > RP (Relying Party) > 必要に応じて暗号化 >OP (OpenID Provider) > 利用者に認証のリクエスト >利用者> OP認証OK > RP > OK.

  • クッキーなど使わないので携帯にも対応可。
  • 認証方式はプロバイダが選択できる。高い強度のセキュリティを必要とする時、自分たちが用意する必要がない。プロバイダに任せられる。という事は信頼できるプロバイダと、そうでないものの区分けが出来てくる。

ユーザーの利便性

  • 単一のパスワードで利用可能
  • ビジネス活性化
  • 認証のインテグレーションの良い憂さによるコスト減
  • ユーザー登録に夜離脱を防止でいる。
  • クロスセル、アップセル
  • ターゲティング広告の効率化
  • OPがダウンしていても利用可能

VeriSigh のソリューション PIP (Personal Identity Provider)

  • 無償
  • 複数OpenID の管理ができる。ID の利用履歴も見れる。
  • VIP の採用により認証を強化。パスワードじゃない認証も可能
  • 普段使いとECサイト用の ID の使い分けなどができる。

OpenIDファウンデーションジャパンが発足しました。

発起人:野村総研Six Apart、VeriSigh http://jp.openid.net/

 

Mozilla とオープンWeb

Mozilla はインターネットの世界での様々な選択肢を提供する。10周年。 伝統的な企業ではないし、営利目的で動いているのではないので、想像するのが難しい企業かもしれない。Mozilla は人が原動力の組織。 コミュニティーボランティア、Web の発展の為に無償で働いてくれる人々や企業が原動力となっている。

Mozilla プロジェクトの中で一番知られているのが Firefox だと思う。最新の統計では、2億人近いユーザーが居る。毎日50万人以上の人がダウンロードしている。 現在 Firefox 3 ベータを準備中。携帯電話で使えるバージョンもリリースする予定。 Thunderbird は世界で500万人くらいのユーザーがいる。新しい組織を創設した。サンダーバードとメッセージング。エクステンションとかも盛り込む予定。 Firefoxのユーザーの国別の割合はU.S. 29%, Germany 13%, France 6%, Poland 4%, U.K. 4%, Canada 4%, Brazil 3%, Japan 2%, Italy 2%, Spain 2%, China 2%, Other 29%。 世界中に広める事に注力しているし、広まってると思う。1年前は U.S. のユーザーが約半分を占めていた。

Mozilla Labs

将来を見据えてメジャープロダクトリリースを目指している。アイデアを纏めてプロトタイプを作っている。 Web は情報を集める為だけの物ではない。アーリーアダプターやエンジニアだけの物でもない。みんなが使えるものである。 一つのシステムが発展する為には幅広い参加者が必要。メンバー1人1人がギブアンドテイクして進化して行く。1人の人(企業)が支配する物ではない。 そういう現象がインターネットそのもの。 Order & Chaos

インターネット成功の理由は、制御できる所は制御し、できないところはあきらめる、というバランスが取れているから。 混沌としているもの (Chaos) と整然としている物 (Order) のバランスが今日の繁栄を生んだ。システムを繁栄させるにはこういうバランスが重要なのだと思う。 Open Standars & Open Source

オープンソース、オープンスタンダードを適切に成長させて行く事が Web を成長させる。

Role of the Browser

ブラウザの役割とは?

ブラウザは NCSA Mosaic の時代からあまり変わっていない。でもインターネットは変化している。情報を入手する事がメインの役割から、違う方向へ。 ブラウザでもっとなにができるようになるか?ただ単にコンテンツを見るというだけでない。

ビジネス(ページビューとか)にとらわれ過ぎるが故にインターネットの可能性に気付かないでいるのではないか。Mozilla Labs ではそうした観点から課題を掘り下げている。 それから、User-Experience。ユーザーはどのようにブラウザを使っているのか。それを掘り下げて有用な物を作る研究を Mozilla Labs で行っている。 Extending the Platform

weave 如何にしてプラットフォームを拡張できるか。プロトタイプを用意し、オープンで拡張性のある枠組みを開発し、サービスとの統合を押し進める open source & open standars をベースにしている。カオスも含む。 user-centric 個人がブラウザー制御。ロールモデルとして、同時に個人情報に敏感、セキュリティも意識している。暗号化はデフォルト。デリゲーションのアクセス権も管理。プライバシーポリシーをシンプルにしたい。Firefox と他のものを同時に幅広くカバーできる物でなければならない。 個人設定(ユーザープロファイル)である bookmarks, history, customization, identity のバックアップ、復元を実現する事によって可搬性が生まれる。ユーザープロファイルをサードパーティと共有、かつそれを管理できる。それらを実現するのに必要な要素、W3C とか DAV, OpenID, Microformats, XMPP, RSS などがすでに存在している。存在していない技術エリアに関しては、これから開発していこうというスタンス。 ユーザープロファイルをウェブクラウド上に持って行こうとしている。同時にメッセージングとかデータSyncなどを Mozilla の中に XMPP で実装して行こうとしている。 新しい API を提供して行く予定。サードパーティから Firefox のデータにアクセスできるようになる。Firefox を使わなくても user-experience を体験できるように。プロファイルデータをサードパーティと共有。delicious とか。 サードパーティのプラットフォームもプロファイルにアクセスできる。そのアクセス権もユーザーが管理することもできる。 それから、新しいビジネスチャンスを作り出せると思っている。例えば、ユーザーのブックマークに関連した購買レコメンデーションとかを作ったり。 最終的にはインターネットをもっと分散させて広くさせて行くのが目的。プロファイルを Web 上に置いてそれにアクセスするという管理の拡散。インターネットの成功にはそういう事が欠かせないと思っている。 0.2が今月リリース予定。サードパーティとの API 連携。 Other Concepts

Mozillla labsでは以上の物だけでなく、他のアイデア、意見も取り入れる準備が出来ています。皆さんのご参加お待ちしています。

イデア、コンセプトを生む土壌を育てる。ウェブの可能性を制限しない。

  1. Google browser Sync とどのように競合?

Google のsyncとの違い。ユーザーに取って User-Experience を向上させるのが目的。 オープンとは仕様とかソースが公開されていて、ライセンスを守れば気軽に使える。

 

「イマドキ」へ至る道、お見せします

OpenID って?

ぶっちゃけて言えば「うちのユーザーさん貸します」サービス。 これまでは顧客の囲い込みが命題だった。 OpenID や AOuth なんかがでてきた。取り残されるかも。そうこうしているうちに他の OpenID サービスがヒットするかもしれない。 Nifty としては 二つの選択肢

  1. IDP (ID Provider) になる。いまの会員さんを他のサービスに提供。
  2. コンシューマになる。他のユーザーさんいらっしゃい。

IDPをやるのはリスクが高いという意見が多かったので、まずは実験的に consumer をやってみよう、ということになった。アバウトミー(プロフィールサービス)に適用してみた。

実装して大変だった点

当時 consumer なサービスはまだ少数だったので、参考、お手本がなかった。手探りで実装して行った。 問題点1:IDP にはだれでもなれる。不正に利用アカウントを大量生産されたり、spam、荒らし横行するのでは。

ー>とりあえず信頼できる IDP のホワイトリストを作った。

問題点2:IDP が倒産したりしたら?別の ID に乗り換えられる仕組みが会った方が良いのかも。(未実装)

中間報告

アバウトミーOpenIDを利用している人の割合は全体の1%程度。

IDPはやらないのか?

まだ何も決まっていません。

今後の展開は

ニフティとしても Yahoo とかに追随しておきたい。オープンファンデーションに参加したりする道を模索中。

ニフティの暦そのものがオープンかも。

10年以上前 PC通信時代

開発はCとシェルスクリプト、フロントエンドとバックエンドの2層構想、データは独自形式のファイルに保存。 イントラ部分は共通パーツか、ホスト間の通信を意識しなくてよい一種の抽象レイヤーを構築。 サービスのロジックだけ実装すればOK。

プリミティブながら、サービス同士が連携する構成の原型。

web.1.0時代前半

インターネットの台頭。メール、HP、掲示板、ダイアリー、チャットなど。 メール:パソコン通信のメールシステムと SMTP サーバー、両者のテキスト変換 web 1.0時代後半

サービスのオープン性と反比例し、開発技法はクローズドに

後半:工数増大。新しい技術を徐々に。Linux にスイッチ, C から Java へ。RDB を使用し始めたり、XML 使用しはじめたり。

オープンソース使えるんじゃね。CPU 時間よりプログラマの時間の方が大切に?

web 2.0

2.0 他のサービスともつながりたい。フィードとかトラックバックとか。 API を公開してみたり。OpenID を利用してみたり。 オープンだと何が良いのか?

オープンだと情報が豊富。ネットにいっぱい情報がある。 つながりやすい。 楽しい:作る人のモチベーション。 いまも昔もつながりの有る場所に価値が生まれる。ISPという境界が希薄になって増々繋がる世界へ。 Yahoo jp からの OpenID は 二桁/day くらいの登録者がある。

イマドキの開発の仕方

質問に対して、ストレイトな答えが返ってこないので、モデレータの鈴木さんは大変そうだった。 これ書いてる私も大変だった。ので、よくわからない文章になってます。 宮>宮川さん 米>米持さん 鈴>鈴木さん 宮:

自己紹介

Six Apartオープンソースはこんなんあります。

memchaed

perlbl (ロードバランサ) MogileFS (ファイルシステム)

Gearman, TheSchwartz code.sixapart.com CPAN Movalbl Type OS 公開しました。

例 ActionStream

APIs Proider

XMLRPC Atom API -> AtomPub Typeey, OpenID Flickr, youtube, Nokia, Lifeblog からブログ投稿 ecto, Windws Live Writer

APIs:Cunsumer

Amazon webService Flickr Open media

protocols

 

OpenID

TypeKey, Vox

OAuth

Movalble Type

 

Open Social

Social Graph

米:

自己紹介。

技術プロモーションの専門家。IBM は宮川さんがいるような場所とは対極の場所にある起業。 ベンダーという立場。コンピュータを使わない人にどうやって使ってもらうかを考える立場。米持さんは、そのなかで、オープンを考える人。 IBMApache, Eclipse, OpenAjax, W3C の標準化のリーダー。これは大きな企業じゃないとできない。 鈴:

テクノロジー

フレームワーク、ライブラリ アーキテクチャ テクニック

メソドロジー

開発のやりかた、リリース、公開、普及浸透

以上の2つについてお話ししたい。

まずはテクノロジー。

宮:

オープンソースツールリリース。Perl とか MySql などを使うのがスタンダードになってる。 汎用的に使える物は前からあった。memchaed とかニッチなものを作って、他の人も使いたいかも、という発想で公開している。 こういうのつくったけど、どう?みたいな感じで。他ベンダーとの横のつながりとかもあり。 米:

IBMのオープンはオープンソース、オープンプラットフォーム、オープンスタンダードの3つ。 みんなが汎用性のある物を作るとすごい無駄。だから、IBM は(業界を牽引するという意味で?) Apache とか Eclipse をやってる。 スタンダード:いろんなコンピュータの接続部分をコンパティビリティで公開していこうという動き。 IBMオープンソース部門は投資部門に位置する。畑を作っている。それが育って行くと、別の所で事業になる。慈善事業でやっているわけではない。 鈴:

オープンになる物を作るときに注意している事は?

宮:

オープンにする事自体が目的なわけではないけど。結果としてオープンにできる、となる事がある。 余り気をつけてる事は無い。MovableType はコードを公開していていじれるけどオープンソースではなかったから、それが理由でユーザーに避けられないように気をつけていた。 米:

アメリカの労働省のアプリケーションデベロッパーの分布予測

トラディショナルシステムでサービスを全部作ってたら間に合わない。なので、スクリプト言語で開発するアプリケーションが増えてくる。その上のライトユーザーももっと増える。 IBMはライトユーザー向けのマッシュアップサービスが簡単にできるツールを提供している。 (質問の答えになってない?) 鈴:

メソトロジーについて教えてください。

宮:

リリースサイクルを出来るだけ短くしていくのが重要と思っている。作る目標を絞ってベータリリースして、フィードバックをもらいながら追加機能を実装している。 Voxでは新しい機能を使ってみたい人にだけベータを提供するようにしている。ベータが取れた後でもベータ的要素をユーザーに提供して行く。フィードバックがもらいやすい。 米:

IBM 社内にソーシャルネットワークが大量に有る。そこにプロジェクトを立ち上げるとリポジトリとかできるようになっている。社内ブログもある。誰でも参加できる。 IBMメソドロジーの会社。今まで培って来た請け負い構築事業メソドロジーがある。 製品を開発するのにインターネットで公開してやろうという試みがある。Eclipse が成功したからそれに続くように。これは IBMメソドロジーの改革。 まだ他にもあったけど力尽きた…。ごめんなさい。