JTPA SV Tour終了

 JTPA Silicon Valley (SV) Tourが終了しました。ものすごく密度の高い4日間でした。ツアーについて自分が感じた事を書いておきます。パネリスト・モデレータ・ボードメンバーの方々から拝聴したことについても書きたいのですがツアーの性質上、書けません。ということは、このツアーに参加するというのは、それだけ内容の濃い、SVで働いたり勉強している方々の生身の声が聞けるすごい機会だという事です。次回、参加を検討している方はぜひ。

 私は子供の頃から外国で仕事をしてみたいと思っています。それは外側から自分の国を見てみたいと思っているからです。そして自分がソフトウェアの仕事をしているので、働くならSilicon Valley!と思っています。今回、このツアーに参加した一番の動機はそれです。  今回のツアーでは、なんとなく行きたいと思っていたSVにどうやったら行けるかという具体的な方法を学びました。留学してそのまま就職、組織の駐在員としてくるという方法など。  そしてSVでの働き方も様々だという事が分かりました。ツアーでは学生・大手企業・ベンチャーなどの色々な分野の方と接する機会があり、多角的にロールモデルを探すことが出来ます。  これはソフトウェアに偏ってしまうのですが、SVでは物を作れる技術者が尊敬されているということが心にのこりました。日本では「プログラマ35歳定年説」があります。私の感覚では、日本のシステム開発の現場は、プログラム・設計・マネージメントというふうに分業されていて、その作業に付く条件がほぼ決まっています。プログラムは協力会社の20代の若手が書く、とか、設計・交渉は大手ベンダーの社員がやるとか。SVのプログラマは要件洗い出しから実際に作って運用までやるのだそうです。何でも自分で出来る実力が要求されます。35歳定年説というのがあります、と話題に上ったら「そんな脂の乗り切った年齢で現場を退くのはもったいない」という意見が聞かれて新鮮でした。  それから、やはり学歴が重視されるという事を感じました。自分自身、ツアーに来る前はまた学校で勉強したいなどぜんぜん思っていなかったのですが、たった3日間で変わっていました。留学は前からやりたいと思っていたけど、その先の計画が想像できなかったです。今は、ひとつの選択肢として留学することを考えるようになりました。  セッションでは渡辺千賀さん戸谷茂山さんのセッションが印象深かったです。千賀さんはブログの通り歯切れが良くて茂山さんとの掛け合いが絶妙でした。個人で働くことと組織で働くことの比較を話しておられて興味深かったです。  また、セッション以外でも、たったこれだけの滞在期間では聞けないようなお話が聞けてとてもよい経験でした。  最後に、ツアーの開催者であるJTPAの皆様、ボランティアでお世話をしてくださった皆様、パネリスト・モデレータの方々、会社訪問でお世話になった方々、他のツアー参加者の方々に感謝します。  自分がお世話になった方々にこれから何をフィードバックできるか分かりませんが、せめてこのブログで宣伝しておきます。本当にに参加してよかったです。ありがとうございました。

Silicon Valleyで撮った写真カリフォルニアワイン、美味しかった~。