分りやすいデザイン

 今、聴覚障害者の方を支援する法人のホームページを担当させて頂いています。聴覚障害者の方には文字の情報がより大切です。ですから、文字は読みやすくないといけません。それを考慮すると、今まで私が書いていたHTMLやCSSバリアフリーでは無かったなぁ、と痛感しました。デザインに凝り過ぎて、文字を小さくしてしまうのが私のデザインの癖です。それから、全体をやわらかいイメージにしたいがために、文字の色を真っ黒(#000000)ではなく、黒に近いグレー(#CCCCCC)などでコーディングしていました。  ブラウザの画面の文字の大きさを変えるには、ブラウザのメニューから変更するか、Ctrlキーを押しながらマウスのホイールを動かす方法があります。その操作方法を図入りで明記しました。そして、HTMLは文字サイズを変えてもなるべくレイアウトが崩れないようにコーディングしました。  今日は、初めて打ち合わせに顔を出しました。自己紹介するときに職員の方が手話で通訳してくださいました。手話を目前で見た事が無い私は、自分の発した言葉が手話に変換されるのが、不思議な感じがしました。そこで働いている職員の方々の殆どが手話が出来るそうです。今日打ち合わせをした方は、こちらが話していることを、口の動きで読み取れるそうです。自然に自分もゆっくり丁寧に喋るようになります。  今日頂いた名刺の裏に手話の指文字一覧が印刷されていたので「あいうえお」の練習をしてみましたが、難しいし、手首が痛くなりました。実際、手話ニュースのアナウンサーの方々などは腱鞘炎に悩まされるらしいです。  視覚障害者の方のパソコンのセットアップをした事があるという先輩の話を聞くと、Windows OSを音声ガイドで見事に扱うのだそうです。実際、聞いただけでは想像ができません。  ホームページもソフトウェアのGUIも、出来るだけ多くの人が使いやすいようにデザインしたいものだと思いました。